<noframes>タグの解説
<noframes>
は、フレームが使用できない環境での表示内容を指定します。フレームに対応している環境では表示されません。
基本的にこの要素の中身は、ユーザーが利用しているブラウザがフレームに対応していないことを説明するメッセージになります。可能であれば、フレームが使える時と同等の機能を提供すべきです。
<frame>
と<frameset>
が廃止されたため、<noframes>
も必然的に廃止されました。フレームを使う場合は、<iframe>
の方を活用して下さい。
<noframes>要素に指定できる属性
- グローバル属性
- 全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
- イベントハンドラ
- 全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。
<noframes>要素の使い方とサンプルコード
この要素の最も基本的な書き方は以下の通りです。ブラウザが<frame>
や<frameset>
に対応していない場合に、表示する代替テキストを指定します。
<noframes>
このブラウザはフレームに対応していません。
</noframes>
実際に<frameset>
の中にいくつかの<frame>
を配置した場合の参考例です。<noframes>
は<frameset>
の子要素として配置し、フレームが読み込まれなかった場合にフォールバックとして機能します。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN" "https://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">
<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<title>フレームテスト</title>
</head>
<body>
<frameset rows="60px,*">
<frame src="frame-header.html" name="f-header">
<frameset cols="150px,*">
<frame src="frame-menu.html" name="f-menu">
<frame src="frame-body.html" name="f-body">
</frameset>
<noframes>
このページはフレームを使用しています。
</noframes>
</frameset>
</body>
</html>