<font>タグの解説
<font>
は文字の色、大きさ、フォントの種類を指定する要素です。フォントの色や大きさを変えたい部分の文字列をこのタグで囲います。
現在、このタグは非推奨の扱いとなっています。フォントの装飾を行う場合は、対象の文字列を<span>
要素などで囲い、CSS(スタイルシート)を指定して下さい。
<font>要素に指定できる属性
color
- 文字の色を指定します。
color
プロパティで代用できます。 size
- 文字のサイズを
"1"
~"7"
の範囲で指定します。font-size
プロパティで代用できます。 face
- フォントファミリーを指定します。
font-family
プロパティで代用できます。 - グローバル属性
- 全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
- イベントハンドラ
- 全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。
<font>要素の使い方とサンプルコード
この要素の最も基本的な書き方は以下の通りです。装飾したい文字の範囲を囲い、必要な属性を指定します。
<font>対象の文字</font>
文字の色を変える
文字の色を変える場合はcolor
属性を追加します。値はHTMLで表現できるカラーコードを指定して下さい。現在の環境で同じ装飾を行うには、<span>
要素とCSSを組み合わせた方法を採用して下さい。
// 古い書き方
<font color="red">color="red"</font>
<font color="green">color="green"</font>
<font color="blue">color="blue"</font>
// 現在の仕様に置き換え
<span style="color:red;">color: red;</span>
<span style="color:green;">color: green;</span>
<span style="color:blue;">color: blue;</span>
文字の大きさを変える
文字の大きさを変える場合はsize
属性を追加します。値は"1"
〜"7"
の数値です。現在の環境で同じ装飾を行うには、<span>
要素とCSSを組み合わせた方法を採用して下さい。
// 古い書き方
<font size="1">size="1"</font>
<font size="3">size="3"</font>
<font size="5">size="5"</font>
<font size="7">size="7"</font>
// 現在の仕様に置き換え
<span style="font-size:x-small;">font-size:x-small;</span>
<span style="font-size:small;">font-size:small;</span>
<span style="font-size:normal;">font-size:normal;</span>
<span style="font-size:large;">font-size:large;</span>
<span style="font-size:x-large;">font-size:x-large;</span>
フォントの種類を変える
フォントの種類を変える場合はface
属性を追加します。値はコンピューターにインストールされているフォントの名称です。これを空白区切りで指定すると、利用者の端末で利用可能なものが選択されます。現在の環境では、CSSのfont-family
プロパティでサイト全体のフォントを決め、必要に応じて個別の要素の値を上書きします。
// 古い書き方
<font face="sans-serif">face="sans-serif"</font>
<font face="serif">face="serif"</font>
<font face="monospace">face="monospace"</font>
// 現在の仕様に置き換え
<span style="font-family:sans-serif;">font-family:sans-serif;</span>
<span style="font-family:serif;">font-family:serif;</span>
<span style="font-family:monospace;">font-family:monospace;</span>