<small>タグの解説
<small>
は、主要なコンテンツに付随する短いコメントや補足を表します。通常、この要素は免責事項や著作権表記、注意事項や警告文などを表す際に用いられます。数行に渡る文章や、それ自体が主体となるコンテンツには適しません。
既定のスタイルでは文字が一回り小さく表示されますが、文字の大きさを変える目的でこの要素を使用してはいけません。文字の大きさを小さくしたい場合は、<span>
や<div>
を使って、その範囲にCSSのfont-size
プロパティを適用して下さい。
「small」という名称からも分かる通り、このタグは<big>
と対象的な関係で実装されたものです。しかし、現在では<big>
の方だけが廃止されてしまいました。
<small>タグの特徴
- レイアウトの初期値はインラインです。文章の改行には影響を与えません。
- 視覚的な効果として文字が一回り小さく表示されます。これはユーザーエージェントの既定スタイルによるものです。
- 同一のページ内に複数使うことができます。ただし、この要素自体を入れ子にすることはできません。
<small>要素に指定できる属性
- グローバル属性
- 全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
- イベントハンドラ
- 全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。
<small>要素の使い方とサンプルコード
この要素の最も基本的な書き方は以下の通りです。ドキュメントやセクションの中で、主要ではないフレーズ、細目を表す短いテキストに採用します。
<small>Some Text.</small>
実務的な現場でよく見かけるのは、サイトフッターのコピーライトです。
<footer>
<small>© 2045 weblan3.com</small>
</footer>
主体となるコンテンツに対して意味的に一回り小さく扱いたい範囲を指定できます。
<ul>
<li>並盛り ¥680 <small>(税込み)</small></li>
<li>中盛り ¥780 <small>(税込み)</small></li>
<li>大盛り ¥980 <small>(税込み)</small></li>
</ul>
<dl>
<div>
<dt>シングル・ルーム</dt>
<dd>¥8,800 <small>素泊まり</small></dd>
<dd>¥9,800 <small>朝食つき</small></dd>
</div>
<div>
<dt>ツイン・ルーム</dt>
<dd>¥11,800 <small>素泊まり</small></dd>
<dd>¥13,800 <small>朝食つき(2名様分)</small></dd>
</div>
</ul>
メインコンテンツの中で本文から分離した箇所に注釈を示すことも可能です。
<section>
<p>このソフトを導入して作業時間が三倍早くなりました。<sup>[※1]</sup></p>
<p>文章の内容。文章の内容。文章の内容。</p>
<p>文章の内容。文章の内容。文章の内容。</p>
<small>※1:個人の体感です</small>
</section>