<small> ドキュメントに付随する免責事項や著作権を表記する
取り扱い | 現行の標準 |
カテゴリ |
フロー・コンテンツ フレージング・コンテンツ |
親にできる要素 | フローまたはフレージング・コンテンツを受け入れる要素 |
子にできる要素 | フレージング・コンテンツ |
対応ブラウザ | caniuseで確認 |
<small>タグの説明
<small>
は、ドキュメントに付随する免責事項や著作権を表記する祭に使用します。既定のスタイルでは文字が一回り小さく表示されますが、これは過去の仕様の名残りであり、文字の大きさを変える目的で使用してはいけません。
このタグは、かつて文字を一回り小さくする役目を担っていました。「small」という名称からも分かる通り、<big>
と対象的な関係で実装されたタグです。ただし、<big>
の方だけが廃止されてしまいました。
<small>
は、メインコンテンツではなく、ドキュメントに付随する注釈や細目を表す要素です。多くの場合、それに該当するのは短いテキストになるでしょう。
文字の大きさを変えたい場合は、CSS(スタイルシート)を使って下さい。<small>
は文字に意味を与えてしまうので、代わりに<span>
で囲えば、自由に配置できます。
<small>タグの特徴
- レイアウトの初期値はインラインです。文章の改行には影響を与えません。
- 視覚的な効果として文字が一回り小さく表示されます。これはユーザーエージェントの既定スタイルによるものです。
- 同一のページ内に複数使うことができます。ただし、この要素自体を入れ子にすることはできません。
<small>に指定できる主な属性
- グローバル属性
- 全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
- イベントハンドラ
- 全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。
<small>の使い方とサンプル
実務的な現場でよく見かけるのは、サイトフッターのコピーライトです。
HTML
<footer>
<small>© 2045 Weblancer Inc.</small>
</footer>
その他、メインコンテンツの中で本文から分離した箇所に注釈を示した例です。
HTML
<section>
<p>このソフトを導入して作業時間が三倍早くなりました。<sup>[※1]</sup></p>
<p>文章の内容。文章の内容。文章の内容。</p>
<p>文章の内容。文章の内容。文章の内容。</p>
<small>※1:個人の体感です</small>
</section>