<samp>タグの解説
<samp>
は、指定した範囲の文字列がプログラムによる出力結果のサンプルであることを表します。多くのブラウザでは、この要素の範囲内にある文字列は等幅フォントで表示されます。
スクリプトによる計算結果を表す場合は、<output>
を採用して下さい。
<samp>タグの特徴
- レイアウトの初期値はインラインです。文章の改行には影響を与えません。
- 視覚的な効果として等幅フォントが適応されます。変更したい場合はスタイルシートで調整して下さい。
- 同一のページ内に複数使うことができます。ただし、この要素自体を入れ子にすることはできません。
<samp>要素に指定できる属性
- グローバル属性
- 全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
- イベントハンドラ
- 全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。
<samp>要素の使い方とサンプルコード
この要素の最も基本的な書き方は以下の通りです。文字列の中でプログラムが処理した結果の出力サンプルであることを明示したい箇所に適用します。
text <samp>Samle</samp> text
以下の例では、サーバーが実際に返すレスポンスコードの部分を<samp>
で明示しています。指定した範囲を分かりやすくしたい場合は、スタイルシートで装飾を行って下さい。
ファイルが存在しないURLをリクエストすると、サーバーから<samp>404 Not Found</samp>のレスポンスが返ってきます。
p samp {
padding-inline: 0.5em;
border-block-end: 1px dotted;
}