<del> 文章の中で削除された部分として扱う

取り扱い 現行の標準
カテゴリ フロー・コンテンツ
フレージング・コンテンツ
親にできる要素 フレージング・コンテンツを受け入れる要素
子にできる要素 トランスパレント・コンテンツ
対応ブラウザ caniuseで確認

<del>タグの説明

<del>は、文章の中で特定の範囲の文字列を削除された部分として扱います。後から訂正した内容や、終了した予定などに使用します。その際、指定された範囲には打ち消し線が引かれます。

逆に、新たに追加された内容は<ins>で示すことができます。

<del>タグの特徴

  • レイアウトの初期値はインラインです。文章の改行には影響を与えません。
  • 視覚的な効果として打ち消し線が引かれます。これはユーザーエージェントの既定スタイルによるものです。
  • 同一のページ内に複数使うことができます。ただし、この要素自体を入れ子にすることはできません。

<del>に指定できる主な属性

cite="リソースの参照"
変更に関する記録や補足情報を与えるURLを指定できます。
datetime="日時"
変更した日時をタイムスタンプ形式で表します。
グローバル属性
全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
イベントハンドラ
全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。

<del>の使い方とサンプル

このタグを使ったマークアップのサンプルです。

HTML
<p>
明日は<del>午前2時から午前5時まで</del>サーバーメンテナンスを行います。<br>
延期になりました。正しい時間は追ってお知らせします。
</p>
表示確認

明日は午前2時から午前5時までサーバーメンテナンスを行います。
延期になりました。正しい時間は追ってお知らせします。

<del>に関連するHTMLタグ

文字列をグループ化して意味を与える要素
<abbr> 略語(頭字語以外)であることを表す
<address> 連絡先(問い合わせ先)として扱う
<blockquote> 複数行にまたがる長文の引用を表す
<cite> 出典先、参照先を表す
<code> プログラムやスクリプトとして扱う
<data> 文字列に機械的な識別情報を与える
<del> 文章の中で削除された部分として扱う
<dfn> 定義用語として扱う
<em> 意味を強調する
<hr> 段落に区切りを与えて水平線(罫線)を引く
<i> 文章の中で慣用句や特定の用語を表す
<ins> 文章の中で新たに追加された部分を表す
<kbd> キーボード入力される文字であることを示す
<main> 文章の中で主要な内容であることを示す
<q> 行に収まる程度の短い引用を表す
<s> 正確ではなくなった内容であることを表す
<samp> プログラムによる出力結果のサンプルとして扱う
<small> 細則のような付帯注釈を表す
<strong> 重要な情報として扱う
<time> 日付や時刻を正確に示す
<u> 文字列に注釈があることを示し下線(アンダーライン)を引く
<var> 変数や引数として扱う