<code>:プログラムやスクリプトの断片を表す要素・HTMLタグの解説

取り扱い 標準仕様
カテゴリー フロー・コンテンツ
フレージング・コンテンツ
パルパブル・コンテンツ
親にできる要素 フレージング・コンテンツを受け入れる要素
子にできる要素 フレージング・コンテンツ
対応ブラウザ caniuseで確認

<code>タグの解説

<code>は、指定した範囲の文字列がプログラムやスクリプトの断片であることを表します。対応しているブラウザでは、囲まれた部分が等幅フォントで表示されます。

<code>のみで囲った場合は、単一のフレーズや一行で終わるコードを表します。複数行に渡るソースコードを表す場合は、親要素に<pre>を配置して下さい。

<code>タグの特徴

  • レイアウトの初期値はインラインです。文章の改行には影響を与えません。
  • 視覚的な効果として等幅フォントが適応されます。変更したい場合はスタイルシートで調整して下さい。
  • 同一のページ内に複数使うことができます。ただし、この要素自体を入れ子にすることはできません。

<code>要素に指定できる属性

グローバル属性
全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
イベントハンドラ
全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。

<code>要素の使い方とサンプルコード

この要素の最も基本的な書き方は以下の通りです。文章の中でコードとして扱いたい部分を囲います。


text <code>value</code> text

<code>で囲われた部分を分かりやすくしたい場合は、スタイルシートで見た目を調整します。文章の中でプログラミング用語を使うサイトでは、次のような表現が見られます。


p code {
	padding-block: 1px;
	padding-inline: 3px;
	border-radius: 3px;
	background-color: #ccc;
	font-family: Consolas, Courier, monospace;
}

複数行に渡るコードを表現する場合には、親要素に<pre>を追加します。<pre>は改行や空白をそのまま表示するため、子要素に配置する<code>は続けて書く必要があります。


<div class="code_sample">
<pre><code>
<?php
	echo "テスト";
?>
</code></pre>
</div>

<code>に関連するHTMLタグ

文字列に意味を与える要素
<h1> 〜 <h6> 文書やセクションの見出しを表す
<p> 文章の段落を指定する
<abbr> 略語であることを表す
<address> 連絡先(問い合わせ先)として扱う
<blockquote> 複数行に渡る比較的長い引用分を表す
<cite> 出典先や参照先の題名を表す
<code> プログラムやスクリプトの断片を表す
<data> 文字列に機械的な識別情報を与える
<del> 文書の中で編集によって削除された範囲を表す
<dfn> 定義用語として扱う
<em> 意味を強調する
<hgroup> 見出しに付随する副題やキャッチフレーズをグループ化する
<hr> 段落に区切りを与えて水平線(罫線)を引く
<i> 文章の中で慣用句や特定の用語を表す
<ins> 文章が編集されて新たに追加された部分を表す
<kbd> キーボード入力される文字であることを示す
<q> 行に収まる程度の短い引用を表す
<s> 正確ではなくなった内容であることを表す
<samp> プログラムによる出力結果のサンプルとして扱う
<small> 細則のような付帯注釈を表す
<strong> 重要な情報として扱う
<time> 時刻や日付を正確に表す
<u> 非言語的な注釈があることを示して下線(アンダーライン)を引く
<var> 変数や引数として扱う