<sup>タグの解説
<sup>
は、指定した範囲を上付き文字として表示します。この記法は数式や特定の単位など表記上の理由がある場合に有効です。上付き文字は、通常よりも小さめの文字でベースラインよりも高い位置に表示されます。
同じような目的で下付き文字を表現したい場合は、<sub>
を採用して下さい。
<sup>タグの特徴
- レイアウトの初期値はインラインです。文章の改行には影響を与えません。
- 視覚的な効果として、対象の文字は小さく表示されベースラインの高い位置に配置されます。
- 同一のページ内に複数使うことができます。ただし、この要素自体を入れ子にすることはできません。
<sup>要素に指定できる属性
- グローバル属性
- 全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
- イベントハンドラ
- 全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。
<sup>要素の使い方とサンプルコード
この要素の最も基本的な書き方は以下の通りです。文章の中で上付き文字として扱いたい部分を囲います。
text <sup>sup</sup> text
<sup>
は表記上の規則や理由がある場合に限り採用して下さい。一般の人でも目にしやすい用途としては、数式の自乗表記が挙げられます。単に文字を小さくして下付き文字として見せたい場合は、CSSのvertical-align
プロパティを活用して下さい。
x<sup>2</sup> + y<sup>2</sup> = z<sup>2</sup>
日常的に見られる表記では、平方メートルなどの単位を表す場合にも使われます。
二乗の入力方法:100m<sup>2</sup>
三乗の入力方法:100m<sup>3</sup>