<sub>:下付き文字として表示する要素・HTMLタグの解説

取り扱い 標準仕様
カテゴリー フロー・コンテンツ
フレージング・コンテンツ
パルパブル・コンテンツ
親にできる要素 フレージング・コンテンツを受け入れる要素
子にできる要素 フレージング・コンテンツ
対応ブラウザ caniuseで確認

<sub>タグの解説

<sub>は、指定した範囲を下付き文字として表示します。この記法は数式や化学式など表記上の理由がある場合に有効です。下付き文字は、通常よりも小さめの文字でベースラインよりも低い位置に表示されます。

同じような目的で上付き文字を表現したい場合は、<sup>を使用します。

<sub>タグの特徴

  • レイアウトの初期値はインラインです。文章の改行には影響を与えません。
  • 視覚的な効果として、対象の文字は小さく表示されベースラインよりも低い位置に配置されます。
  • 同一のページ内に複数使うことができます。ただし、この要素自体を入れ子にすることはできません。

<sub>要素に指定できる属性

グローバル属性
全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
イベントハンドラ
全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。

<sub>要素の使い方とサンプルコード

この要素の最も基本的な書き方は以下の通りです。文章の中で下付き文字として扱いたい部分を囲います。


text <sub>sub</sub> text

<sub>は表記上の規則や理由がある場合に限り採用して下さい。一般の人でも目にしやすい用途としては、数式や化学式が挙げられます。単に文字を小さくして下付き文字として見せたい場合は、CSSvertical-alignプロパティを活用して下さい。


水の分子式は“H<sub>2</sub>O”です。

他の用例としては、文章の中で注釈の番号を表す場合も有効です。


<p>このページでは下付き文字を表す&lt;sub&gt;<a href="#note-1"><sub>※1</sub></a>について解説します。</p>
<p>〜段落の内容〜</p>
<div class="note">
	<p id="note-1">※1:&lt;sub&gt;はHTMLで使えるタグの一種です。</p>
</div>

<sub>に関連するHTMLタグ

特定範囲の表現を指定する要素
<span> 汎用的なインラインレベルのコンテナを作成する
<br> 改行を行う
<wbr> 文章の中で改行可能な位置を指定する
<b> 文字を太字にする
<mark> 文脈の中で関連性のある文字をマーキングする
<pre> ソースを整形済みテキストとして表示する
<bdi> ページの書字方向とは別の書字方向を指定する
<bdo> 書字方向を指定する
<ruby> ルビを振る文字列の範囲を指定する
<rt> ルビの内容を指定する
<rp> ルビが非対応な環境で読みがなを囲う記号を指定する
<rtc> ルビテキストの集まりを指定する
<sub> 下付き文字として表示する
<sup> 上付き文字として表示する
<details> 折りたたみ可能なディスクロージャー・ウィジェットを作成する
<summary> 折りたたみ可能なディスクロージャー・ウィジェットの概要を表す