HTMLって何？初心者が最初に学ぶべき基礎知識
そもそもHTMLって何？
HTML（エイチ・ティー・エム・エル）とは、「HyperText Markup Language（ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ）」の頭文字を取った言葉で、今まさにあなたが見ているウェブページを作るための言語です。
「ハイパーテキスト」というのは、ドキュメント同士をリンクでつないで簡単に行き来できる仕組みを備えた文字の事で、物理的な紙の文書では実現できない機能を、様々な形で提供します。
以上のことから、HTMLという名称を和訳すると「超文書を記述する言語」となるのです。
ウェブページはHTMLでできている
インターネットは世界中の人たちが作ったウェブサイトを、世界中のどこからでもアクセスできるようにした便利な仕組みです。あなたがインターネット上に情報を発信したければ、HTMLを学んで、作成したファイルをサーバーにアップロードし、そのURLを公開すれば良いのです。
最初は難しそうに見えても、一度覚えてしまえば簡単に思えるので、安心して下さい。HTMLの特徴は誰でも簡単にウェブページを作成できる点にあります。SNSや既存のウェブサービスを使う方法もありますが、実は企業のサイトも個人のホームページも同じ技術で作られています。
ウェブページは、ウェブブラウザがサーバー上に置かれたファイルを読み込んで、人間の見やすい形に整形することで表示しています。今あなたが見ているこのページはHTMLで書かれています。つまり、簡単に言うと「ウェブページはHTMLでできている」ということになります。
HTMLの「ソースコード」を見てみよう
試しに、ブラウザのメニュー（右クリックまたは control + クリックで表示）を開いて、「ソースを表示」の項目を選択してみて下さい。何やら沢山の文字が並んだテキストファイルが表示されたでしょうか。
これが、いま表示されているウェブページの基になる文字列です。中を覗いてみると、画面には表示されていない記号や単語が混在しています。この文字列をコンピューターが読み取って、画面のレイアウトや、文字の装飾や、画像の表示を自動的に行っています。
なぜそのようなことが可能なのでしょうか？
もう一度、この文字列を良く見て下さい。その中に < と > で括られた暗号のようなものを見つける事が出来ましたか？ これこそがHTMLの正体です。
次に、文書の一番上の辺りで<html>というかたまりを探してみて下さい。これを「宣言」と言います。この宣言によって、「ここからHTML文法を始めます」ということをコンピューターに伝えているのです。
HTML文書の中の < と > で括られた文字列のことを「タグ」と言います。タグの中の命令には様々な種類があり、それをいくつも使ってHTMLを作成していきます。ちなみに、タグの中身は大文字・小文字を区別しないため、<html>と<HTML>は同じ意味になります。
それでは早速、「HTMLの書き方」を確認していきましょう。