<caption>:テーブル(表)にタイトルを付ける要素・HTMLタグの解説

取り扱い 標準仕様
カテゴリー なし
親にできる要素 <table>(開始タグの直後にのみ配置可能)
子にできる要素 フロー・コンテンツ
対応ブラウザ caniuseで確認

<caption>タグの解説

<caption>は、親要素に<table>がある場合に表のタイトルを表します。このタグは<table>要素の開始直後に最初の子要素として配置しなければなりません。

HTMLで表を作成する方法は、<table>を参照して下さい。

<caption>タグの特徴

  • この要素は<table>の開始直後にのみ配置できます。
  • レイアウトの初期値は、マークアップの順序通り表の上部に配置されます。キャプションの位置を変えたい場合は、CSS(スタイルシート)caption-sideプロパティを指定して下さい。
  • 視覚的な効果は特に与えられません。必要に応じてスタイルシートを調整して下さい。

<caption>要素に指定できる属性

align(非推奨)
横軸の表示位置を指定します。
valign(非推奨)
縦軸の表示位置を指定。
グローバル属性
全てのHTML要素に指定できる共通の属性です。詳細は一覧表で解説します。
イベントハンドラ
全てのHTML要素に指定できるコンテンツ属性です。

<caption>要素の使い方とサンプルコード

この要素の最も基本的な書き方は以下の通りです。<table>で作成した表に見出しをつけたい場合、最初の子要素に配置し内容を指定します。


<table>
	<caption>Caption text.</caption>
	<tr>
		<td>Cell</td>
		<td>Cell</td>
	</tr>
</table>

表にある程度の意味を持たせて、キャプションを表示した時の見栄えを確認します。既定値では、キャンプションは表の上部に配置され、特に装飾は加わりません。

CSSでキャプションの表示位置を変える

キャプションの表示位置を変えたい場合は、CSSのcaption-sideプロパティを使います。HTMLのソースコードを変更する必要はありません。この方法で指定できる場所は表の上か下かの二箇所です。


caption {
	/* 表の上部に配置 */
	caption-side: top;
	/* 表の下部に配置 */
	caption-side: bottom;
}

キャプションの中に子要素を配置する

<caption>はフロー・コンテンツを受け入れるので、段落などの子要素を配置できます。表を理解するために助けになる文章などであれば、ある程度長くとも問題ありません。


<table>
	<caption>
		<p>表に関する説明や概要を示す内容。</p>
		<p>表に関する説明や概要を示す内容。</p>
	</caption>
	<tr>
		<td>Cell</td>
		<td>Cell</td>
	</tr>
</table>

<caption>に関連するHTMLタグ

テーブル(表)を作成する要素
<table> テーブル(表)を作成する
<caption> テーブル(表)にキャプションを付ける
<col> テーブル(表)の縦列の属性をまとめて指定する
<colgroup> テーブル(表)の縦列をグループ化する
<tr> テーブル(表)の行方向のセルをまとめる
<th> テーブル(表)の見出しとなるセルを作成する
<td> テーブル(表)の内容を表すセルを作成する
<thead> テーブル(表)のヘッダー行を定義する
<tbody> テーブル(表)の中でデータの本体部分を表す
<tfoot> テーブル(表)のフッター行を定義する