世界一の朝食billsのスクランブルエッグが世界一な理由
私は、ある出会いをきっかけに毎日同じ朝食を食べるようになってしまいました。毎日毎日飽きもせずに、なんと半年間もの間、同じメニューを食べ続けています。
それが、世界一の朝食と称されるbills(ビルズ)のスクランブルエッグです。billsとは、オーストラリアはシドニー発のレストランで、パンケーキが人気のお店です。2008年に日本1号店をオープンして以来、ネット上でも話題になりました。
このbillsのスクランブルエッグは、レシピが公開されているので誰でも簡単に自宅で作ることができます。試しに作ってみたところ、あまりに美味しいので毎日食べるようになってしまったというわけです。
今回は、billsのスクランブルエッグの具体的な作り方と、世界一の朝食である理由をお伝えします。
billsスクランブルエッグのレシピ(作り方)
billsのスクランブルエッグの作り方はとても簡単です。ビル・グレンジャー氏本人が解説しているページもあります。
必要な材料
- 卵:2個(Lサイズ推奨)
- 生クリーム:90cc(70cc推奨)
- バター:10g
- 塩:適量
- コショウ:お好み
卵はLサイズが丁度良いです。サイズが小さめの卵を使う場合は、生クリームの量を減らして下さい。最終的な量は好みになるので、何度か食べてみて自分好みの量を探ってみましょう。正直90ccは多いので、私は70ccで作っています。
材料を用意します。
ボールに卵を割ります。
卵を混ぜ黄身と白身をしっかりと溶きます。写真では泡立ってしまいましたが、泡立てない方が美味しく出来上がります。
生クリームを投入してよく混ぜ合わせます。勢い良く混ぜると泡立ってしまうので優しく。
フライパンにバターを落とし、中火で温めます。バターが溶けてきたら、フライ返し(ターナー)で良く伸ばしておきます。
フライパンにバターをまんべんなく広げたら、塩を軽く振っておきます。この塩は出来上がりの味加減になるので、好みで調節してください。
先ほど生クリームと混ぜ合わせておいた卵をフライパンに流し込みます。20秒程度で、周りがふつふつとしてくるはずです。
周りがふつふつとしてきたら、直ぐにフライ返し(ターナー)で真ん中へ寄せていきます。気持ち早いくらいで丁度良いです。ある程度真ん中に寄せたら火を止めてしまいましょう。火を止めたら卵を一つにまとめてお皿に移します。まだ水っぽい部分が残ってるくらいで大丈夫です。後は余熱で固まっていきます。
完成!ここまで実質3分しか掛かっていません。完成後はお好みで塩と粗引き黒コショウを振ってみてください。
私はいつもスクランブルエッグにトマトサラダとハード系のパン、豆乳か野菜ジュースを付け合せて食べています。朝食の栄養素と満腹度的には丁度良いバランスです。
なぜbillsのスクランブルエッグが世界一なのか
初めてbillsの紹介を見たときに「世界一の朝食」と書いてあって、「本当かよ?」と思いました。実際に七里ヶ浜店や表参道原宿店にも食べに行きましたが、値段と距離を考えると何度も行けるものではありません。ところが、自宅で作って食べてみたときに、自分の中で「世界一」の理由が分かったような気がしたのです。
どんなに高級な食材でも、ずっと食べ続けていると飽きてしまいます。どんなに手の込んだ料理でも、美味しく感じるのは最初の数回だけで、毎日食べ続けると嫌になってしまいます。
しかし、このスクランブルエッグは、どこにでも売っているような普通の食材で、誰でも簡単に作れて、飽きの来ないシンプルな味です。更に自宅で作れば一食分が約100円で出来てしまいます。しかも3分で完成です。それが美味しいんですから、ある意味「世界一」と言っても良いのではないでしょうか。
ビル・グレンジャー氏は最初このレシピを「娘のために作った」と言っていました。人の営みの暖かい部分は、多分そういうところから来るのだと思います。
皆様も是非朝食にスクランブルエッグを食べてみて下さい。