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これはSFか、経済小説か『顔のない独裁者 「自由革命」「新自由主義」との戦い』さかき漣・三橋貴明/書評
人が求める自由とは、斯くも苦しいものである。 本書は、教養小説シリーズで人気を博した三橋貴明・さかき漣のコンビが送る、今までとは全く違うアプローチで書かれた経済小説。 前三部作は、時間軸を過去に置いて史実とフィクシ 》続きを読む
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等身大の豊かさを求めて『里山資本主義 ― 日本経済は「安心の原理」で動く』藻谷浩介・NHK広島取材班/書評
本質は「革命的に」転換される。人の「世」も「心」も同じように。 本書は、マネー資本主義の流れによって「経済の常識」に捉われてしまった現代人に向けて、その集団幻想から目を覚ますように訴えかける一冊。もしあなたが、今の生 》続きを読む
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圧倒的に読みやすい「新訳」でもう一度読み直す『ソクラテスの弁明』プラトン(著)書評
圧倒的に読みやすい「新訳」でもう一度読み直す『ソクラテスの弁明』。 この本の原文は、紀元前三九九年に起こった出来事を元にプラトンが記した物である。ソクラテスは語る人であったから、生涯で著書を残していない。従って、彼の 》続きを読む