ウェブランサー

圧倒的に読みやすい「新訳」でもう一度読み直す『ソクラテスの弁明』プラトン(著)書評・読書レビュー このエントリーのはてなブックマーク数

ソクラテスの肖像
ソクラテスの弁明

ソクラテスの弁明

著者
プラトン
翻訳
藤田大雪
出版社
叢書ムーセイオン刊行会
初版
2013/3/3(Kindle版)

 圧倒的に読みやすい「新訳」でもう一度読み直す『ソクラテスの弁明』。

 この本の原文は、紀元前三九九年に起こった出来事を元にプラトンが記した物である。ソクラテスは語る人であったから、生涯で著書を残していない。従って、彼の思想が伺えるのは、全て弟子たちの手によって書き残された記録によるものである。

 中でも、この『ソクラテスの弁明』は、彼に関する記録の中で最も有名なものの一つで、タイトルだけなら誰しも一度は聞いたことがあるはずだ。哲学に関心を持たない人でも、学生の時に一度は目に触れた記憶をお持ちではないだろうか。本書は、正にそんな人にこそ手にとって欲しい一冊。

 この本の特徴として、まず初めにイントロダクションが用意されている。この話の経緯や時代背景、裁判のルールや現場の状況が、イラストや写真を用いて分かりやすく説明される。ここで古代ギリシアを舞台とした本書を読み始めるにあたって、必要な前提知識を準備することができるようになっている。

 そして、『ソクラテスの弁明』が始まる。

続きを読む
SNSをフォロー
カテゴリー
タグで絞り込む
アーカイブ
ソーシャルブックマーク
リンク