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ネタバレ『カメラを止めるな!』のここが凄い!そして似たようなおすすめ映画ある?という時に観る3本 このエントリーのはてなブックマーク数

『カメラを止めるな!』

 公開直後から口コミで話題の映画『カメラを止めるな!』の勢いが止まらない。

 この映画は、感想を言おうとしても全てがネタバレになってしまうので、事前に説明することが難しい。だから、人に薦める時は「とにかく面白いから見て!」というような言い方にならざるおえない。そして、この映画を観た人はまた誰かにそのことを話したくて仕方がなくなる。

 この体験は、私にある監督の作品を即座に連想させた。内田けんじ監督だ。

 おそらく『カメラを止めるな!』を面白いと思った人は彼の作品を気に入ると思うし、内田けんじ監督の作品が好きな人は『カメラを止めるな!』を面白いと思うはずだ。どちらも事前情報一切なしで観るのがベストである。
『カメラを止めるな!』と似たような映画を探しているのなら、内田けんじ監督の『運命じゃない人』『アフタースクール』『鍵泥棒のメソッド』を順番に見ることをお薦めする。

 じゃあ『カメラを止めるな!』の何が凄いの? という部分を続けて書いていく。以降は完全にネタバレになるので、まだ『カメラを止めるな!』を観ていない人は閉じてしまって構わない。ネタバレしても問題ないという人はぜひ読み進めて欲しい。

 それでは、あなたが観た『カメラを止めるな!』をもう一度思い返してみよう。

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書評『スクリプトドクターの脚本教室・初級編』三宅隆太 このエントリーのはてなブックマーク数

スクリプトドクターの脚本教室・初級編
スクリプトドクターの脚本教室・初級篇

スクリプトドクターの脚本教室・初級篇

著者
三宅隆太
出版社
新書館
初版
2015/6/25

 スクリプトドクターという職業は一体どんなものなのか? この本を読めば分かる。その奥深さと面白さが。そして、三宅隆太という人物がどんな思考を持って「スクリプトドクター」をやっているのかが。

 本書は、脚本家やシナリオライター、作家や小説家といった、「物語を書く」職業を目指す人にとって一読の価値がある一冊。そればかりか、既にプロとして活躍している方にも大いに参考になる内容となっている。

 私は、この本をアニメ業界の方から紹介されて手に入れた。普段から「脚本」を扱うプロが推薦するのだから間違いないだろうと思って即座に購入した。かくいう私も、仕事として様々な媒体テクストを書いてきた経験を持っているのだが、ここで得た教えは今後必ず役に立つだろうと思わせるものだった。

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『少女終末旅行』は優れた会話劇の見本だった!物語でリアルなセリフを作る秘訣はこの作品で学べ このエントリーのはてなブックマーク数

少女終末旅行

少女終末旅行』が面白い。この作品の何が面白いのかと聞かれたら、私は迷わず「会話が面白い」と答える。この作品は、原作の時点で既に優れた会話劇を展開しているが、アニメ化したことによって「声」と「間」が与えられ、その完成度を高めることに成功している。

『少女終末旅行』は、ウェブサイト『くらげバンチ』でつくみず氏が連載している漫画を原作として、2017年10月から放送を開始したTVアニメだ。文明が崩壊した終末世界を、半装軌車ケッテンクラートに乗って彷徨う二人の少女・チトとユーリの旅を描いた物語である。

 物語の中で完成度の高い会話を実現するには、視聴者が思っている以上に知識と技術を要する。今回は『少女終末旅行』という作品を通して、フィクションに命を与える会話の作り方を学んでいくことにしよう。

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これはSFか、経済小説か『顔のない独裁者 「自由革命」「新自由主義」との戦い』さかき漣・三橋貴明/書評 このエントリーのはてなブックマーク数

顔のない独裁者
顔のない独裁者 「自由革命」「新自由主義」との戦い

顔のない独裁者 「自由革命」「新自由主義」との戦い

著者
さかき漣
監修
三橋貴明
出版社
PHP研究所
初版
2013/11/13

 人が求める自由とは、斯くも苦しいものである。

 本書は、教養小説シリーズで人気を博した三橋貴明・さかき漣のコンビが送る、今までとは全く違うアプローチで書かれた経済小説。

 前三部作は、時間軸を過去に置いて史実とフィクションを織り交ぜながら、読後は未来に希望を抱けるようなエンターテインメント小説であった。しかし今回は違う。本作は時間軸を近未来に置き、完全にフィクションの世界でありながらも、後味は圧倒的に「リアル」だ。前作と何がそこまで違うのか、その特徴をもう少し具体的に説明しよう。

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異文化交流がもたらすもの『希臘から来たソフィア』三橋貴明・さかき漣/書評 このエントリーのはてなブックマーク数

希臘から来たソフィア
希臘から来たソフィア

希臘から来たソフィア

著者
三橋貴明・さかき漣
出版社
株式会社自由社
初版
2013/3/2

 人が自己を意識できるのは他人が存在するからだ。それでは、私たちはどんな時に「日本人」であることを意識するだろうか?

 本書は、経済評論家の三橋貴明と、作家・さかき漣との共作で、政治経済を題材とした「教養小説」の第三弾として書かれた小説。第一作目『コレキヨの恋文』では、国民経済と政治家について、第二作目の『真冬の向日葵』では報道と世論がテーマであった。今回は国民と祖国、そして歴史や民族文化についての物語となっている。

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あの政権交代を忘れるな『真冬の向日葵 – 新米記者が見つめたメディアと人間の罪』三橋貴明・さかき漣/書評 このエントリーのはてなブックマーク数

真冬の向日葵 - 新米記者が見つめたメディアと人間の罪
真冬の向日葵 - 新米記者が見つめたメディアと人間の罪

真冬の向日葵 – 新米記者が見つめたメディアと人間の罪

著者
三橋貴明・さかき漣
出版社
海竜社
初版
2012/9/11

 2009年9月、戦後最大の議席数を獲得し、比例区において日本の選挙史上最多の得票数を記録した民主党の「政権交代」を覚えているだろうか。

 本書は、日本中が注目した選挙劇の最中に行われたマスメディアの情報操作を題材にして、報道とは何か、そして情報とは何かを、我々「国民」に突きつける小説。 前途多難な時代の中で、私たちは何を信じ、何を疑えば良いのか? そして、日本を支配するものの正体とはいったい何なのか?

 著者はその答えを用意していた。最後まで読めば、それがはっきりと書かれている。そこが本書最大の価値である。

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文章を書くことについて悩んでいる全ての人へ『秘伝 プロ編集者による文章上達〈秘伝〉スクール』村松恒平/書評 このエントリーのはてなブックマーク数

秘伝〈プロ編集者による〉文章上達スクール
秘伝 プロ編集者による文章上達〈秘伝〉スクール

秘伝 プロ編集者による文章上達〈秘伝〉スクール

著者
村松恒平
出版社
メタブレーン
初版
2005/04

 文章を書く人が悩んだ時に突破口を開くための秘伝書。ただし、ここに「答え」を求めて読んではいけない。

 この本は、雑誌編集者やライターなどの文章に関わる仕事に長年携わってきた村松恒平氏が、文章上達を願う人に向けてプロの文章感覚を伝授する形で始めたメールマガジン『プロ編集者による文章上達〈秘伝〉スクール』を書籍化したものである。

 本書の特徴は、全てがQ&A形式で書かれていること。読者から寄せられた質問に対して、著者が一つ一つ回答していく形で構成されている。

Q. この本を読めば本当に〈秘伝〉を知ることが出来るのですか?
A. それは読者次第です。

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等身大の豊かさを求めて『里山資本主義 ― 日本経済は「安心の原理」で動く』藻谷浩介・NHK広島取材班/書評 このエントリーのはてなブックマーク数

里山資本主義
里山資本主義 ― 日本経済は「安心の原理」で動く

里山資本主義 ― 日本経済は「安心の原理」で動く

著者
藻谷浩介・NHK広島取材班
出版社
角川oneテーマ21
初版
2013/7/10

 本質は「革命的に」転換される。人の「世」も「心」も同じように。

 本書は、マネー資本主義の流れによって「経済の常識」に捉われてしまった現代人に向けて、その集団幻想から目を覚ますように訴えかける一冊。もしあなたが、今の生活に疑問を感じていたり、将来の生活に不安を抱えているとしたら、今こそこの本を手にとって「別の選択肢」に思いを巡らせてみて欲しい。

 この「里山資本主義」は、NHK広島放送局がプロデュースしたドキュメンタリー番組を下敷きにしている。そのため、著者は藻谷浩介とNHK広島取材班の共著になっているが、ここでは著者=藻谷浩介氏とする。

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これは単なるエピソード1に過ぎない『[映]アムリタ』野崎まど/書評 このエントリーのはてなブックマーク数

[映]アムリタ
[映]アムリタ

[映]アムリタ

著者
野崎まど
出版社
メディアワークス文庫
初版
2009/12/16

 この小説を読み始めたら最後、あなたは巨大な世界へ引きずり込まれることになる。いったい何の? 「野崎まどワールド」の、である。

『[映]アムリタ』は、2009年に電撃小説大賞の一部門として新設された「メディアワークス文庫賞」の、最初の受賞作品として選ばれた野崎まどのデビュー作だ。本書はラノベ風の装丁を纏い、ラノベ風の文体で書かれているが故に、「ライトノベルは読まない」と一線を引いてしまっている人が取りこぼしてしまう領域にある。

 しかし、メディアワークス文庫は一般文芸読者にも受け入れられるようなエンターテインメント作品の創出を目的に作られたレーベルだ。筒井康隆も『涼宮ハルヒの消失』に刺激を受けてメタ的ライトノベルを書いてしまうくらいだから、SFファンならずとも押さえておいて損のない一冊となっている。

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桜舞う季節の裏庭で『コレキヨの恋文 ― 新米女性首相が高橋是清に国民経済を学んだら』三橋貴明・さかき漣/書評 このエントリーのはてなブックマーク数

コレキヨの恋文
コレキヨの恋文

コレキヨの恋文

著者
三橋貴明・さかき漣
出版社
小学館
初版
2012/3/28(ソフトカバー)

 GDPとは何か――この質問に回答することができなかった経済学の入門者も、それを十分に理解している識者にとっても、最高に「感動できる」政治・経済エンタメ小説。

 本書は、経済系の本に書かれる内容を物語の形式で語っているため、硬い文面が苦手な読者でも気軽に読み進めることができるようになっている。私たちが暮らしている国家という枠組みの中で、経済という機能がどのような役割を果たしているのか知りたいという人にこそ読んで欲しい一冊。

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